「アッサンブラージュ」
前半の子どもたちとの美術では、色々な形や大きさの箱の中から好きなものを選んで、その中に好きな素材を詰め込んで宝箱を作る提案でした。
担任の先生方がご用意くださった箱たちはバラエティに富んでいて、開き方もさまざまでした。
素材は
・紐類
・毛糸
・セロファン
・どんぐり
・雑誌
・不織布
・羊毛
などを用意。
ひとつだけあったピンクの箱を巡って二人が揉めていて、しばら様子を見ていたら、じゃんけんすることになったよう。ピンクの箱を手に入れられなかった子は、絵の具でピンクに塗ることにして、職人技のように塗っていました。
どの作品もユニークで、表現の幅広さを写真からも感じていただけるでしょうか。
傍にいた大人3人は特に促したわけではなく、子どもたちの〝こうしたい“ “ああしたい”に、ただただ対応していました。
ひとつ気をつけたことは
「ピンクの絵の具が欲しい」と言われた時、既調合のピンクを出すのではなく、赤と白を別々に提供すること。オレンジとか緑なんかもそのように対応しました。
自分なりのピンクやオレンジを「発見する体験」を横取りしないように気をつけたつもりです。
後半の保育士さんとの振り返りでは、
今まで出てきたことがなかった素材がわーっといっきに出てきて、何でも使っていいよ、どれからでもいいよ、どれだけでもいいよ、というのにワクワク感が高まったのではないか。
手順もとくになく、しばりがないから自由に表現できたのかもしれない。
というお話が出ました。
・・・・・
美術の時間に見られた子どもたちの姿を5分くらいで思い出して並べて眺めて、
今この瞬間に話してみたいことから話し始めます。
通常保育の合間をぬっての対話なので、時間で区切られ、まとまることなく終わることが多いです。それでも対話を続けることで見えてくることがあるように思います。
2022/9/22 保育園美術と振り返り@江東区千田保育園 4歳児