こんにちは はとです。
小学1年生クラスにて版画に挑戦しました。
森の樹木をテーマにタワシなどを使って版下を作成して刷る作戦です。
今回はモノプリントといって作った版下に対して一度に一回限りしか刷れません。
ということを、探検隊が理解するのに結構時間がかかりました(^◇^;)
すみません!
そもそも、スタート地点で
「版画ってなに?」
って質問があったので懇切丁寧にしっかり説明したつもりだったんですけども、
こんな風に
真剣に聞いてくれていたと思っていたんですけども、
やりたーい!早く!
と言うので(大人の感覚では)理解したのかな、って思いまして、
ワクワクする様子で版下を作ったまではよかったんですが、
次どうするの?
どうやるんだっけ?
などなどの質問攻め。
そう、この日は「はとちゃーーん!」と呼ばれること数知れず。
おーい!さっきの時間はなにしとったんじゃい!?君たちはいったいなにが「やりたーい!」だったのかね???って心の声を静まらせながら、
やっぱ、手順が多すぎたかな?版画難しかったかなああ。。。
と、若干落ち込み気味になりつつ、
でも、熱烈な探求したい感が伝わってきました。
それに応えるべく、
めげずにひたすら個別対応の嵐です。大人スタッフそのうち無言。。。苦笑。
いよいよ刷りです。しっかりこすってね、ってアドバイスしてみたけど、
聞いてるんだか聞いてないんだか。。。
紙をめくって、、、
「おおおーーー!!」と感動するはずが、
・・・・・・・・ん?
みなさん、しーん。。。。
これでいいの?なにも写ってない。。。
・・・・・・・え?
や、やばい状況?これって、、、😅
沈黙に耐えていると、
「もう一枚やってみる!」と。
ほんと!?どうぞどうぞどうぞー〜〜!と、
ダチョウ倶楽部ばりに快活に対応。
探検隊たちの切り替えの速さに助けられながら、
そんなやりとりを繰り返すこと数回×人数分(⌒-⌒; )
大人スタッフ2人とも結構ヘトヘトに疲れた頃に、
「わー!やっと思った通りにできた!」との声。
思わず二度見です。
ほんとに!?それは良かった!
数回繰り返しているうちに、
インクの量やタワシの擦り具合などを自分たちなりに体得していった様子。
そして、「思った通りに」という言葉の裏側には、
何か「思って」いたことがあったということで、
それってすごいことだよなあ、と思いました。
どうやるんだっけ?っていう手順にだけ意識がある状況から、
色々試しているうちに特定のイメージが湧いて
それに近づけようと何回もチャレンジしてみて、
そして、そのイメージ通りにできた!
って言ってるんですもんね。
「どうやるんだっけ?」の段階で特定のイメージがあったかなかったかは本人のみぞ知るところではありますが、
おそらく、
途中から湧いてきたんではないだろうか、と推測します。
色画用紙にレイアウトして周りを飾っているところです。
どんどん意欲が膨らんで、頼んでもいないことを勝手にやり始める探検隊たち😀
鑑賞会では、
紙に版下を残しておいて剥がす実演パフォーマンス付きの作家も登場でした。
お見事です!
今年度の一年生クラスはこれにておしまい。
美術たんけんは続きます。