2020.2.6 -社会福祉法人みわの会 千田保育園 5歳児クラス

今月の美術の時間は「鑑賞」から制作をしてみる提案でした。

近隣小学校の展覧会、ちょうど良いタイミングで企画されていまして、千田保育園にも招待状が届 いていました。

これまで自分たちの制作した作品を鑑賞することはありましたが、美術の時間での展覧会鑑賞は初めての試み。さて、どうなることやら〜。

現代美術館が徒歩圏内の保育園ですので、普段から美術館や博物館などへお出かけのご家庭もあるかもしれませんね。通常より少し早めに集まって身支度を済ませて担任の先生のお話を聞きました。

帰ってきてから何かを作ることも説明しています。

小学校へ到着して上履きに履き替えてメイン会場のホールは向かう階段に、早速展示がありました。触れるタイプの作品で「やさしくさわってね」の表示があり、触ってもいいことを説明すると、そおっと触ってみる姿がありました。

いつもと違う美術の時間に何か少し緊張している様子。

ホールへ着いて入口のところ立つと、ドーン!と広がる空間とびっしり埋め尽くされた作品群に大人の私でも圧倒されました。

小学生たちもたくさん鑑賞しにいらしてたので、その人混みにも驚いていたようです。

はぐれないように2グループ+αに分かれてまわりました。

お姉さんお兄さんの作品を探す姿、

興味のある展示を何回も見たいと行ったり来たりする姿、

早く帰ろう~と少し手持ち無沙汰な姿、

触っちゃいけないんだからと息を吹きかけて素材を確かめてみる姿。

「どれ作るの?」「作りに来たんでしょ?」「どこでやるの?」と、

想定外の質問があったようです。面白いです。

作るのは園に戻ってからなんだけど。。。

戻ってきて、

小さめの紙を配ってオイ ルパステルで自由に塗ったり描いたりする提案をしました。

ベビーパウダーで表面に変化をつける提案も。

いつもは美術を敬遠している人たちがグッと入り込んで制作していたのには驚きました。

また、表現も密度が濃いものからさらっと描かれたものまで様々でした。

振り返りでは、

私たち大人にはわかりやすくは見えないけれど、

いつもと違ったことをしたことによって、何かしら子どもたちの中に残ったものがあるのではないか、という話が出ました。

↓こちらは

おやつのあとで美術を再開している人たちです。

お昼ご飯の準備をさせていただくにあたり、
おやつの後に続きをやれることを約束して切り上げていただいたので、
有言実行。
子どもたちも覚えていて「ねえ、続きやりたい」と催促され💦

1人の人が始めたら、やりたい人がどんどん集まってきました。

なんとも贅沢な時間です。

こんな風にいつだってやりたいことをやりたいタイミングでやれたら

どんなにか楽しいだろうなあ、と思います。

と、同時に、

それを実現できる環境を整えてくださっている担任の先生には頭が下がります。

ありがとうございます。