こんばんは、アートファシリテーターの大西です。

東京都江東区にある千田保育園3歳児クラス
1月の美術は「雪を描く」提案。

下記は、美術の時間での子どもたちの姿と事後の保育士さんとの振り返りで話したことなどをざっとまとめたドキュメンテーションです。毎回A4の用紙にプリントし、作品展示の横に掲示していただいてます。

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導入で冬枯れの樹木の画像を見てひとつずつその樹になったつもりでポーズしてみました。複雑な枝ぶりのものは手のひらをヒラヒラ動かしてくれたり、すっと伸びたまっすぐなものは「足をみて!」というので見ると爪先立ちしていたり。複数の株が隣り合う画像は「何人かで手を繋げばいい」との声も。樹は右左に動きながら成長していくね、と、再現しつつ全身を使って遊び、 デモをしました。
先ほどの感覚を持ちながら地面(紙の下)から空 (上)へ向かってグイッと黒のオイルパステルで画面からはみ出す勢いで描くと、はみ出してもいいの?と聞いてくる人がいました。また、オイルパステルは短く折って横にして描くと太い線が描けることを伝えています。本題の「雪」は白い絵の具を指に付けて空からふわふわ舞い降りながら地面(紙)に着地。指以外に筆も使えると伝えています。
制作では、普段手が汚れるのを嫌がる人も指に直接絵の具を付けて描き始める姿があり、指でトントンというリズムが心地よかったのかな、白で描くことや床でやったのが新鮮だったのかな、と振り返りました。雪のイメージを最後まで持っている人もいれば、樹に果物が実っている様子、プリンセスを描いたり、ただ単に白い絵の具の重なりを観察したりとさまざまに展開していきました。

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2024/1/30 保育園美術と振り返り 千田保育園(江東区)3歳児クラス