保育園で子どもたちとアート&保育士さんと対話のファシリテーション

3歳児 9月のテーマは「雷」

8月はとても暑い日が続いていましたが、9月は雨が多く、雷もたくさんみました。

ラジカセから雷の効果音を流したら、途端に耳をふさいだり、踊りだしたりと、大興奮。
雷の音を聴いたとき、子どもたちの想像の世界はどうなっていたのでしょう。

その感覚を持ちながら、制作の説明に入りました。
久しぶりの床での制作。
7、8月は個別にテーブルでの制作でしたので、このクラスでは初めての環境となります。
若干、皆さん遠慮気味?!こわごわ開始、という印象。


ドロドロぐちゃぐちゃになる人は案外少なくて逆に驚きましたが、

みてー!とのアピールもほとんどなく、淡々と各自の世界を体験していたような印象。
最後までやっていた彼はどんどん範囲が広がっていってました。

園長先生が養生シートの上も作品みたいだとおっしゃったので、

その範囲を切り取って彼の作品と一緒に展示してみることに。

振り返りでは
最後に残った数名の人たちの普段の姿は、大人に”やってー”ということが多いとこと。この日は自分から色々と試していたね、との話が出ました。
また、講師の説明やデモを聴いていないように見えた人が一番デモに忠実に進めていたことが面白かったとの話。
・道具なんて使えないと思っていた
・もっとわちゃわちゃ手でやるかと思っていた
・道具の使い方がわかっていたことに驚いた
と、今までのその人の様子から分析してちょっと先を大人が予測して決めつけてしまいがちですが、
担任の先生にとって、予測通りではないこともあるのを目の当たりにする体験だったようです。

2020/9/24 アートと対話のファシリテーション 江東区千田保育園 美術の時間 3歳児クラス
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