こんにちは

美術たんけんたいの今年度最年少隊員との時間

初めてのオイルパステル。

特にテーマは設けずに隊員の衝動の赴くままに時を過ごしました。

なんとなく、紫陽花をテーブルに置いておきました。一応、旬なんで。

新品のオイルパステルの箱を開けてみて、わー!と目が輝く。

使い古しの私の箱を並べて、何が違うかな?と問うと、

瞬時に「割れてるか割れてないか、あと、並び方が違うー」と。

オイルパステルの使い方も何もないんですが、こんな風にもあんな風にも指でこすっても、と、一緒に使ってみながら始めました。

「まずはー、これを回転させてー、青を折ったのをー、くるくるって回転させるでしょー、そしてー混ぜるとー、ほらー、紫になったー!!!」

「アジサイ。ここ持っちゃダメだよ、だって、どくがあるから。」

「ぐりぐり、ぐぐぐぐグーーーーー」

「見えた!!きゃー!」

「うすいーー、うすいー、うすむらさきーーー!カンゲキ~」

「あ!水色ー。黒と青は水色!!」

「全体にー、ヌリヌリ、カキカキー」

「みどりと白とだけでできるんだよ。」

「クリクリカラカラクリクリカラカラクリクリカラカラ。。。。。」

「この色にね、この色の隙間も緑で塗ってみてー。やってみて。一緒にやろう。黄緑色になるんだよ」

「そいじゃあ、全部の色を重ねるとー? 虹色だよー!。全部薄くなったー!」

コピー用紙にオイルパステルを塗りながら出てきた言葉の数々。

描いていた紙を眺めて、ハサミで切ってみたくなり、やってみると、

「これ、恐竜のお口にできそう」

(色画用紙に貼ってみる?)

「テープでピッタンコ! このまま切れないの。。。テープ。あ、ハサミで切れる!」

「これで、動かせるように、どうすればいいの?」

(動かせるようにしたいの?)

「それでも~、曲がっちゃうんだよなー。あ!こうすれば、できる!!」

(と、何か思いついた様子)

「これをね、ながーくして、曲げーるでしょー。それで、切る!曲げたまま切れば、ほら!見て。大成功みたいだよ。」

「壁に貼るー。それには輪っかテープが。。。」

その後、用意していた別の素材にオイルパステルで描いてみる体験。

次々と彼のお得意のオノマトペのごとく、クリクリカラカラと展開していきました。

「やった!描けた。これ作るのに12時間経ってる。。。112時間だよ。もうヘトヘト。」

ひととおりやり切ってご満足いただいたのでしょう。さっさと手を洗いに行って、
流しのところでアジサイの花びらを見つけた彼。

「アジサイの花びらだあ〜。蟻さんの船になりそう〜」とのこと。

締めくくりが風流〜〜。

つづく。

2020/6/22 美術造形クラスこどもびじゅつたんけんたい@玉縄幼稚園 年中/年少クラス
使用画材:オイルパステル、コピー用紙、粘着パネル、タコ糸、ガーゼ、ハサミ、のりほか
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