こんにちは、美術たんけんたい補佐 はとちゃんこと大西宏美です。

ガラスに描くをテーマで取り組んだ際に、「水を使ってみたらどうなるかな?」と呟いたSくん。

どうなるかやってみてたら?と促してみて、早速試した彼。

↓↓↓ 動画はこちら
「ガラスに絵の具と水」

目の前にたまたまいたKちゃんが、自分の手を止めて見とれながら「光に当てるともっとキレイだと思う〜」と新しい提案をしていた。動画はそのシーン。
左側にいたCちゃんは「何やってるの⁉️」とSくんの行為に若干の否定的なニュアンスが感じられる口調で問うていた。
右側にいたHちゃんは自分の画面を手のひらでバンバン叩くのに忙しそうで彼の行為には興味がないようだった。でも感じてはいたと想像する。

経験がある大人の私からしてみれば、ガラス面に水分が多い絵の具を塗る→それは弾いて定着しないでしょ、当たり前でしょ。
と、ある程度結果を予測できるし、ガラス面に絵の具を定着させることがゴールのような勝手な思い込みがあるのでついついそれを言葉にしてしまいがち。
この日は言わなくてセーフだった。

思いついたSくんと、
目の前のKちゃんと左側にいたCちゃんと右側にいたHちゃんのそれぞれの体験。同じものを見聞きしてもそれぞれ感じ方が違って面白かったし、
1人の思いつきが3人の心に流れ込み何かしら響いたことを見せていただいた時間。

我々大人のよかれと思ってかける言葉(この時だと、例えば、水使ったら弾いて色がつかないよ、とかかな?)が、
時にはこの自然な流れを堰き止める力を持っていると自覚しようと思う体験。

他の方々の作品もご覧ください。

2023/6/7 美術たんけんたい 小3(9歳)

 

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