間取りイラスト描き人、羽鳥宏美です。

ご依頼いただいてから2年弱の時を経て

先日納品させていただきました間取りイラスト。

ありがとうございます。あー、よかった😊

大変お待たせしてしまったのに、

ご依頼主さま快くお受け取りくださって感無量です。

完成品はプライベートな情報が盛りだくさんなのでお見せすることができませんが

とっても可愛く仕上がって、
お手渡しはカフェでランチしながらしみじみご覧いただき大変喜んでくださいました。
嬉しい✨

描きながら取材時の光景が昨日のことのようにありありと思い出されたのには自分でも驚きでした。(2年弱経っていたけど、、、)

向こう何年も住み続けるつもりの住まいを突然お引越しされる流れになり、せめて絵として残したいとのご依頼で、急ぎ取材に伺ったのが2020年9月。
お子様が2、3歳から10歳くらいまでをともにしたおうち。
そうなんだ、そんな思い出深いお住まいなんだ〜と。

みなさんも、この時代って言葉が通じてるのかどうか?な子育て時代だからか、面白エピソードも多いんではないでしょうか?

お部屋ごとに次から次へと映像とともに思い出されるお話が面白くて、笑いあり(涙はあったかな?)興味深く聞かせていただきました。

聞けば聞くほど、ご依頼主さまのこの住まいにまつわる沢山の体験が輝きだしてキラキラ語られまして、そこに満ちていたものがバンバン伝わってきて、この住まいも喜んでいるだろうなあ、と感じた次第。

そんなことを猛烈にメモしつつ、

お昼にはご出身の地方の郷土料理をご馳走になりながら、ご実家のお話やご両親が泊まりにいらした時のお話なども伺ったりしました。空間が広がっていく感じが面白かったなあと、心もお腹も満たされた素敵な取材時間。

間取りの絵の周辺にそれらのストーリーを文字で表現していまして、その文字も含めての「間取りイラスト」です。

今回、完成品のお手渡しの際、ご依頼主さまがそれらの文字を読まれながら
「懐かしいですね〜」と再度思い出されていたご様子にまた感動。

お話を伺った際のメモに、語られた時のエネルギーがそのまま流れ込むのかなあ?

そんな間取りイラストです。

住まいにまつわるストーリーはそれそのものが宝物みたいですね✨

突然のお引越しに未消化な想いが多々あったのだろうと思いますが、それらがサラサラと洗い流されていたら嬉しいなと感じました。

時々はご覧になられて楽しんでいただけたら幸いです。

今回もまた貴重な機会に恵まれ感謝💓

ありがとうございます。

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プチ裏話〜技術編

作図途中の図↑

直線の集合体なので計算してまじめに作図しているように見えますが、
実は感覚的に描いています。

縦長のプロポーションや平面積が大きい建物は杓子定規に消点から線を弾き出すと
端へいくほど歪んでみえるので、適当に消点を移動して人間の目に違和感が生じないギリギリのラインを感覚から追っかけて作図しています。

なのでひとつの絵の中に消点が10個以上のときもあります。