三者三様の回にご欠席された隊員さんからのお問い合わせで
美術たんけんたいの振替講座をオンラインで行いました。

遠隔で振替講座をやることになるとは半年前には夢にも思いませんでした。

自粛期間中に遊び感覚で実施したオンライン実験で、
各ご家庭と繋がって同じテーマで取り組む時、

ある場所ではお父さんが隣にいて、
ある場所ではキッチンからお母さんのお顔が時々見えて、
ある場所では弟くんが画面を遮ってきて、、、など、

背景の違いに驚きと面白さを感じました。

今回も
一つの場所に集まって とは違った視点が生まれてとても有意義かつ不思議な時間でした〜

「ねえ、あとでテープ取るの? そこだけ開くんでしょ?」
「2色だけ?」

必要最低限の質問があり、そのあとはひたすら描いている音だけが画面の向こうから響いてくる。

時々、家族の話し声。小さな弟くんの「あけてもいい?」という声。一緒に何か作っているみたい。

「手がこんななっちゃった」「ツルツル〜」

触ることができないので、どう感じているかを相手から言葉で聴く。
表面の凸凹を触らずにどう伝えればいいのか?
「こういうおせんべいあるでしょ?」と例えてみる(笑)

なんとなくわかってもらえたけど、よく考えたら別にそうならなくても良いわけで、
はたと、なんだろ?と我に返ったりしながら。

「できたー!ママ」と。
いつもなら
「できたー!はとちゃん」なんですが、お母さんが側で見ていてくれる安心感はオンラインならでは。

「あ、キレイじゃんHちゃん」とお母さんの声も聞こえました。嬉しいな〜。

相手の作品の気に入った部分を伝えるのも一苦労。

・・・

2種類目を制作

「切るの!?」「切っていい?」「(切り込み同士を)はめたの?」「はめたい」

「あれ? うーーん。。。」「留まんないー!あー、もう、これなに!?」

お母さんが「それは無理だよ、こうしないとできないんだよ」とアドバイスしてくださる。

ありがたいことです。

見守ることしかできないオンライン。

「できた!」

「これはどう考えてもニワトリの進化系だと思う」と自分の作品をみておっしゃる。

「目を描こうかな〜」

「これはどう考えても恐竜の変なやつだ。。」

なんとなくお互いに形ができてきた頃に、何かに見えてくる現象。

そう思って作ってないけど。

「とにかく絶対どっか飛んでくっていう〜」

「これさ、絶対さ、なんかさ、これがさ、なんかでさ、これでさ、これが落ちたら、、、」と

出てきた物体を眺めながら、あーだこーだHちゃんとおしゃべりして楽しい時間です。

「あー、これさ、部品ぬけたくんだわ」と謎の表現も。

「部品ぬけたくんじゃなくなった。じっと待つくんだ」

「はてなザウルス。名前どんどん変わるからさ」

・・・・

オンラインでも、美術たんけんはつづく。。。。。

2020/7/10 美術造形クラスこどもびじゅつたんけんたい@オンライン 小2
使用画材:ケント紙、透明板、オイルパステル、マスキングテープ、白粉、その他素材各種
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