こんにちは、間取りイラストレーターはとです。

2001年3月私の住まいのクロニクルという「作品」が突如として生まれました。
間取りイラストを描こうとか描きたいとか一切意識にのぼっていなかった頃でした。

これまで住んできた空間を思い出して絵にしてみたら面白いだろうなあ、と
そんな思いつきからのほとんど勢いで、たぶん数日で8枚のイラストを描きました。

「それ、すごいよ、仕事になるよ、応援するよ!」と言ってくれた人がいました。
だけど、こんなの仕事になるわけないよね、と、とてもありがたいエールをスルーして、その後、その作品は人目に触れることなく10年間押入れの中にしまってありました。

2011年6月4日母が倒れて半身不随になった時、なぜかふと展示してみようかな、という考えが頭に浮かびました。本当に不思議なくらいにふっと浮かびました。

10年ぶりのその作品は無造作にファイルに挟まれていて、古びているけれど、見ると懐かしさが込み上げました。

2011年11月11日〜25日、谷中のプフレーゲライヒトという雑貨店で展覧会をさせていただきました。(雑貨店は私の展覧会を最後に閉店しました)

それ以降、毎年秋ごろに、横浜市金沢文庫の古民家カフェギャラリー&窯ばおばぶにて間取りイラストを展示させていただいております。

2018年友人とイベントに出店することになり、ふと間取りイラストを宣伝してみようと思いたちました。間取りイラストをエコバックにアイロンプリントしたり、ワインラベルを作ってみたり、友人たちにアイディアを募集して色々と作って並べました。

さて、ようやく間取りトートバッグの誕生の時がやってきました。

前置きが長い!!(笑)すみません。。。あと少しです。お付き合いください。

イベントの直後、美術の場づくりの仕事で「美術たんけんたい」の展覧会を鎌倉のcafe cococaraさんでやっていたところ、ご近所にお住いのジュエリー&服飾作家のBenten Salon 市川朱(あかね)さんをご紹介いただきました。美術たんけんたいのことを熱く語るつもりが、なぜか間取りイラストの話題に。イベントの時にアイロンプリントではなく直にプリントしたバッグを作ってみたい!と思っていた矢先の出会い。まさに渡りに船とはこのこと。

早速、間取りトートバッグの制作を依頼させていただいた、というわけです。

モチーフに選んだのはやっぱり生まれてすぐに住んだのは四軒長屋。私のルーツでもあるこの間取りには思い出がいっぱい詰まっています。それを毎日ぶら下げて歩けるなんて、最高!!

試作品が仕上がって、ウキウキで毎日持ち歩いていたら、
友人知人が「それ、いいね!欲しい、売ってるの?」と声をかけていただくようになりました。

それでは、ということで本格的に制作していただき、4枚の色違いの間取りトートバッグが完成しました。絵柄は全て四軒長屋です。

記念すべきご購入第一号の方のお写真を掲載させていただきます。
毎年展覧会をさせていただいているばおばぶさんで引き渡しさせていただき感無量です。

本当にありがたいことです。
こちらの商品の詳細とご購入方法はshopページに詳しく掲載しています。
よろしければご覧ください。

Benten Salon 市川朱さんのHPはこちら
Benten Salon