こんにちは、美術検定一級アートナビゲーター&臨床美術士の大西宏美です。

10月から、保育園で美術の時間は『とうきょうすくわくプログラム推進事業』に沿って実施です。先日幼児クラス全て第一回目を終えました。
園長先生はじめ各ご担当の先生方と私含めてとても好印象✨

5歳児は「風の探求」
馴染みの公演へ出掛けて風ってなんだろう?を、色々な角度から探求しました。
普段人と関わりが苦手な男の子が積極的に風を探し、お友だちに「こっちに吹いてるよ!」と紙飛行機がよく飛ぶ方向を教えてあげている姿に、担当の先生が驚き感動していらっしゃいました。

4歳児は「色の探求」
近所の川沿いの公園でたくさんの色を見つけました。(樹皮に)緑色を見つけた!とか、葉っぱをお日様に透かすとキレイ!とかにとどまらず、木の根元に穴を発見!掘り出すことに夢中になる、枝でバーベキューごっこを始める、蝉の抜け殻を探し続けるなど色の探求は??な姿に当惑する大人たち(笑)


3歳児は「葉の観察」
あらかじめ拾っておいた葉っぱを並べて大きさを見比べたり色の違いを感じてみたり。葉脈の美しさに気がついて欲しいな〜という大人の想いは儚く散り(笑)懐中電灯の光に夢中な前半組。後半組は葉っぱに描きたい、葉っぱを吊るしたい、など沢山要望が出てきてその度に大人は画材庫に走りました💨


とまあ、全クラス共通で大人の柔軟性が試された時間はいつものことだけど、いつも以上に子どもたちの言葉や振る舞いをよりクリアに眺められた感じがして、すくわくプログラムありがとうって感じです。

3歳児クラスの振り返りで出た
「私たちがすっとシフトチェンジしたらよかったかも」って言葉が印象的でした。

テーマを設定したからには!ってついつい力みがちかつ押し付けがちになってしまうのは、対子どもだけでなく、大人同士のやりとりでもよくある話ですよね〜。相手に響いていないと感じたなら、すっとシフトチェンジ!

2024.10.17、10/30、11/7 保育園美術と振り返り

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