小学1年生というと第1七年期が終わろうとしている時期。姿に変化が見られます。
これまでは頭より先に手が動き、動かしているうちに形になっていく、みたいな流れが主流だったのですが、最近はイメージが先に頭に浮かんで、それに向かって進んでいくような印象です。
お部屋へ入ってきてすぐにドーンと積まれた枝が目に入るように配置(そこは抜かりなく演出)しておいたら、案の定「こ、こ、これ!なに?!どうするの!?何の使うの!?今日これなの!?」と大興奮。言葉にはなってないけど、ぐわーーーっとイメージが広がる雰囲気が伝わってきます。
好きな枝を3、4本選んで組み合わせてみる提案。
迷いなく、迷いつつ、まあ、色々な温度で、選ぶ枝はそれぞれの個性を表現しているかのよう。
選ぶちょっと前の瞬間に、探検隊たちの頭の中で「こうしたい!」ってイメージが決まっているようで、そこに、揺るぎなさを感じます。
「これとこれをここでくっつけたい!」って、あなた。。。それ、物理的に無理!まがりなりにも建築学を専攻してた私は、ついつい夢を壊すようなことを言いそうになります。
が、ここは一緒に考えることにして、うーん、そうだ!ワイヤーでぐるぐる固定してしまおう!とか、ここに一本枝を補助で入れればなんとかいけるかも、とか、イメージに少しでも近づくように誠心誠意サポートに徹する。
こちらの探検隊は長い枝を十字に組んで、全部粘土をかぶせる!と開始。
「あー、これじゃあ6時までかかっちゃうなあ、鑑賞会の時間もやってていい?」(通常は5時までのクラスです💦)
って聞いてくるので、う、うん、、、どうぞ〜、と、私たち大人は感心の眼差しです。
ついには、仲間が助け出します。「こっち、まだついてないよ」「オッケー!どっかに粘土余ってる?」とかいうやりとりが始まります。これも今まで見られなかった姿です。
ゴールが近づいてきました。
お迎えのお母さん方がちらほらと見え始めました。ギリギリ終わりそう〜、よかった、と思いきや、、、「虹色に塗らなくちゃ!」と(´⊙ω⊙`) え!?今から〜〜!?!?ウソでしょ!?と心でつぶやくわたくし(笑)
お母様方に説明してお時間いただけるように交渉。
結果的にみんなが見守る中、ライブペインティング状態です。本人からは待たせている罪悪感などは微塵も感じられません。むしろ、仕上がりに対する妥協のないこだわりを感じます。
完成しました!ご満悦な探検隊。時計を見るとぴったり6時!スゴイ〜。でも、お迎えにいらしたお母様の顔を見て、
「おかあさん、これ、どうやって持って帰ろう。。。」と!
え!?いまさら!?って、率直に思いましたけども口にはせずに心で味わうひととき(笑)
すると、お母さん「大丈夫だよ、車に入るよ、大丈夫」って。なんて嬉しい言葉でしょうか〜💕
私はこのやり取りに心底感動したのでした。
こんな顚末の傍で、それぞれの世界が展開されていたのは言うまでもありません。
組み合わせの妙。葉付きの美学。繊細な表現。絶妙なバランス。
小さな世界に没頭する女子探検隊たち、カラーホットボンドにハマる。葉っぱにもホットボンドをトッピング。
そして、販売もありました(笑)ポイント付くんだそうです。