こんにちは、間取りイラストレーターはとです。
前々回の瀬戸内国際芸術祭を訪れたときに、家族で直島に滞在しました。
「パオに泊まれるんだって!」と発見した家人が手配してくれて一泊しました。
丸い部屋で過ごすことは人生初体験。不思議な氣分になりました。
真ん中に円形のテーブルが配置され、
それを取り囲むように屋根を支える4本の柱が立っていました。
テーブルが空間の中心にあって求心的な役割をしているような感じでした。
周囲に配置されたベッドに横になりそのテーブルを眺めながら、
この中に家財道具を全て収めて生活している文化圏の人々に想いを馳せていました。
寝て、起きて、炊事をし、食べ、団欒する。全てのことが一つの空間にある、
シンプルな暮らし、家族が一体化するのだろうな、と想像します。
空間にとても魅力を感じて、絵にしたいと思いました。
俄かにスケッチし、写真を撮影し、帰宅してから間取りイラストに描きおこしました。
このとても思い出深いイラスト、描いてから6年も経ってしまいましたが、
ホームページを開設するにあたって、つつじ荘の方へお知らせしたところ、
公式WEBサイトでご紹介いただきました。
イラストを見てもらった友人知人からは「これは日本なの?」との質問が多くあります。
瀬戸内海に浮かぶ島 香川県直島町にそれはあります。
今年は瀬戸内国際芸術2019(瀬戸内トリエンナーレ)開催年です。
春シーズンを経て夏シーズン、秋シーズンをこれから楽しめます。
私も今年観に行く予定です。
ありがとうございます。